VOICE 《心の声》vol.1 / 毎熊 晟矢

Question ①

今シーズンからJ1の舞台でプレイすることになりましたが、先ずは、プロのキャリアをスタートする事となった地元長崎での2年間を振り返っての率直な感想をお願いします。

Voice ①

長崎での2年間で1番大きい感情は感謝です。地元選手として入団時から凄く温かい言葉をかけてくださっていたファン・サポーターの皆さん、特にホーム戦での声援は何度も背中を押してもらえました。自分を信頼して使い続けてくださった監督を始めとするスタッフ、ピッチ内外で沢山のアドバイスをくれプレーしやすいようにサポートしてくれた仲間、他にもクラブに関わる皆さんのおかげで凄く成長できた2年間で本当にここに来てよかったと思っています。

Question ②

毎熊選手といえば『コンバート』がやはり一つのキーワードとなっていますが、FWから SB へポジションが変わった中でもポジションを獲得できたのは何が要因だと思っていますか。また、J2リーグ、74試合の出場で6得点、14アシストを記録しましたが、得点に関わる為に自身が準備、意識していた事を教えて下さい。

Voice ②

1番大きな要因は周りの仲間からのアドバイスだと思います。SBは人生でやったことがなかったので、正直最初は全くできていなかったと思います。でも細かい立ち位置や動きをとにかく周りの選手に聞きに行ったりアドバイスをもらって徐々にできるようになりポジションを獲得できました。言われたことを素直に受け止めるという点は小さい頃からの長所でそれも成長に繋がったのかなと思っています。
毎試合点に絡むという気持ちで望んでいますし、絡めなかった試合後は悔しい思いをしています。1年目は4アシストで2年目は10アシストできましたが、それは1年目の他チームのアシストを多くしていた選手のプレーを参考にして2年目望んだのもあるかなと思います。

Question ③

J1チームでの初めてのキャンプを終えて、色々と感じる部分があったと思いますが、毎熊選手をJ1仕様へとアップデートする為には、ずばり何が必要だと思いますか。

Voice ③

まずは、あらゆる面に置いて質を上げることだと思います。
立ち位置、体の向き、ボールを置く位置、見る場所…など本当に細かいところまでこだわって質を高めていきたいです。

Question ④

セレッソ大阪には清武選手、乾選手と日本を代表する選手が在籍していますが、彼等とのプレイを通じてどのような事に気付き、学んでいるでしょうか。

Voice ④

上と少し被りますけどやっぱり質が違います。プレー中どこをみて何を考えながらやっているのか、毎日の練習で相手チーム、同じチーム、外から色んな角度から観ることができて勉強になっています。

Question ⑤

改めまして、今シーズンの目標と、これからの目標を聞かせて下さい。

Voice ⑤

同じポジションには長年セレッソ大阪で試合に出続けてる選手がいます。この選手からポジションを奪うのが目標ですし、その目標の先に日本代表があるのかなと思っています。

Question ⑥

毎熊選手は、サッカースクールを含めて、約4年間をBRISTOLで過ごした訳ですが、ここでの4年間が毎熊選手に何をもたらしたのか、教えてください。

Voice ⑥

小学校6年生の時にBRISTOLと出会って、それまでの自分のサッカー感というのがひっくりかえる感じがしました。世界が広がったというか、これがサッカーなんだって感じですかね。これに尽きると思います。

Question ⑦

最後に、長崎の日本の子供達にメッセージをお願いします。

Voice ⑦

自分は小さい頃から特別な選手ではなかったですし、そんな選手達に負けたくないという気持ちでここまでやってこれたし、今もその気持ちでやっています。努力は必ず実るとは思わないけど信じて続けないと上にはいけないと思います。サッカーを好きな気持ちと向上心は誰にも負けないという強い意志を持ってやっていってほしいです。